ミックダウンの基礎知識
■ミックスダウンの目的
音楽を大好きな人間が世界にはたくさんいますが、
やはり音楽が大好きな人であれば、
そこから聞くだけではなく自分で曲を作るようになり、
そして自分の作った曲を沢山の人に聞いて貰いたい、
という欲求が出てくるのも極自然なことです。
そして、頑張って作った曲を自分だけで聞いて自己満足するだけならば、
あえて良い音質にしたり、音圧を上げたり、
つまり、良く聞こえるような作業をする必要はないかもしれません。
しかし、なにかのメディアに録音し、たくさんの人に聴いてもらうのであれば、
せっかくなので、自分の作品を『良い作品』だと思ってもらいたいですよね。
やはり自分の作品を良いと評価されるのは
何者にも代えがたく、この上なく嬉しいことですからね。
そのために少しでも『よく聞こえるように』良い音を聴かせるために、
ミックスダウンという作業は必要不可欠なのです。
■そもそもミックスダウンとは
DTMやMTRで複数トラックを使って録音したものを、
ステレオ(2ch)にまとめる作業をミックスダウンと言います。
そのため、ミックスダウンで出来上がったファイルのことを2MIXと呼んだりもします。
録音したギターやベースやドラムやボーカルを、
どのように配置し、どのような音で聴かせるかをまとめる作業のことです。
※モノラルとステレオの違い
モノラル=1系統の信号だけしか録音されていない状態
ステレオ=2系統の信号が録音されている状態
モノラルでしか録音されていない信号を2chのスピーカーで再生しても、
両スピーカーからは同じ音しかならないが、
ステレオ信号が録音されている信号であれば左右別々の信号の音が再生される。
よって音場や立体感が再現される。
ステレオの信号をモノラルスピーカー(1つのスピーカー)で再生しても、
2つの信号が合わさってモノラルで鳴るだけ。
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